立花

時間のない人向けに動画の内容をまとめる「忙しいN国支持者のための動画まとめ」です。

今回は10月27日に行われたと立花孝志党首の埼玉補選落選を受けての取材対応の動画の内容まとめです。

【正面カメラ】選挙開票です


残念ながらというか、想定通りというか、参議院議員埼玉補選は落選という結果になってしまいましたが、今回の選挙で得た手ごたえ、今後の展開などを語ってくれました。
それでは会見発言要約をご覧ください。
 
----------------------------------------
(20時ジャストに相手候補。上田氏の当確を受けて)
◎立花党首より(動画の00:19~)
・開票前に相手に当確が出るのは予想通り
・この後、宣言通りに海老名市長選に立候補する
・今は衆院選の立候補予定者を決める作業をしている
・後は得票率によって選挙の分析結果が変わってくる
・明日11時に埼玉県庁で会見する
----------------------------------------
★以下、質疑応答です
----------------------------------------
Q・
出馬決定当初は勝算があると言っていたが、このあたりどのように受け止めているか(動画の01:50~)

A・
通常の国政選挙であれば40%の投票率になるが、今回はおそらく投票率が19~20%になると思う
前回の参院選も投票率は46%だったから、それくらいの投票率になれば十分勝てると読んでいた
ただメディアがこの選挙を一切取り上げなかったので、そうなると投票率は下がる
僕の10/9の出馬表明会見、10/10の出馬会見後の報道を見る限り、絶対当選は無いなと思った
結局、この国の国会議員を誰が選んでいるのかっていうとメディアの皆さんなんですよ
20%しか投票に行かないという選挙をメディアが作り出している
東京都知事選の時はお昼の情報番組などでも「小池さんが勝つのか誰が勝つのか」とバンバンやるわけです
今回はメディアが取り上げなかったことによってこの結果は見えていたので次の展開に行く
今回の選挙は勝っても負けてもプラスにしかならないというのが最初からの見込み
そういう意味では次の衆院選に向けて行く
特に堀江貴文さんがポスター掲示責任者になっていただいて、次の衆院選埼玉5区に関しては今のところ出るとは言っていないが、逆に言うと「出ない」とは一言も言っていない
僕には「面倒くさいのは嫌」と言っている。これは選挙に時間を取られるのは嫌だということであって、埼玉5区の立憲・枝野さんと選挙で戦うことについては、むしろ「それ面白いね」と言っている
今回の選挙は次の衆院選の北関東ブロックで1~2議席が取れる手ごたえと埼玉5区で堀江さんが枝野さんと闘うという道筋が出来たということが凄い収穫だった
選挙というのは視聴率みたいに得票率が重視されるのが今の考えだが、これからは得票”率”でなく得票”質”。質が大事になってくる
私を支援している人はほぼネットで私を知っている方であって、若い方が多い
特に今回は中学生、高校生の方と相当写真撮影や握手をしたので、これからの選挙が非常に楽しみ
今まさに衆院選候補者を決めている最中だが、立候補したいという方が特に若い女性を中心に来ていただいている
なので今回の補選に出て良かったというのが今の気持ち
だから勝算があると言ったがメディアが報じてくれて投票率が40~45%を超えればいい勝負が出来るだろうけど、このように19~20%になると組織票が強いので仕方が無いと思っている


Q・
低投票率になったのはメディアの責任だと(立花氏:それだけではないですけどね)ではどのようにお考えですか(動画の06:35~)

A・
低投票率なのはもちろんメディアの責任だけではなくて、良い社会だから
選挙に行かなくてもいいというのは素晴らしい
僕は投票率が低い事は決して悪い事ばかりじゃないというか、極端にふたつの分かれていると思っている
ひとつの理由は安全で幸せだから行かない
日本は餓死する人もいなければ十分な医療を受けれない人もいない、夜中でも女性が一人で歩ける国なので、この国に満足している人はあえて選挙に行かないと思う
そういう意味では低投票率は非常に良い事
一方で、誰に入れたらいいかわからないという人に対しては不幸なこと
今回はウチの党と、相手は無所属と言うことで、公党8党は誰も候補者を出さなかった
知事選や首長選挙なら無所属もわかるが、国政選挙で与党なのか野党なのかわからない候補者というのも、有権者からすればよくわからないというのがあったのではないか
両候補者に期待がなかったから低投票率だったのではないかな
メディアだけのせいでなく、我々政治家の方が至らないところがたくさんあったのは間違いないと思う

Q・
低投票率の中、得票率が何%くらい取れていれば手ごたえを感じるか(動画の08:41~)

A・
僕は投票率関係なく30万票取れれば大成功だと思っている
根拠は衆院選北関東ブロックは30万票で1議席取れる
埼玉県の有権者は北関東ブロックの半分
埼玉で30万取れるということは北関東ブロックで2議席くらいはいける
そうすると全国で10議席くらいいける
今回60万票がラインになったと思うが、当然60万票を超えることは絶対無いと思っていた
下は15万票くらいだと思っているが、今回もし30万超えるような結果が出るようならこれはもう凄い手ごたえ
もちろん投票率が前回の参院選の半分以下で立候補者も二人なので単純に比較できない
ただ30万人の方に「立花孝志」と書いていただいたとなれば、これは凄い手ごたえだと思っている
だから投票率ではなく得票数の方にこだわっている

Q・
低投票率なのは両候補者に期待がなかったからとあったが、立花さん自身はもう少しこうすれば良かったなどあるか(動画の10:07~)

A・
選挙中に思いついた「NHK不払い者にお金を支給する」という公約は絶対大事だと思った
今「スクランブル放送の実現」を具体的な政策として言っているが、スクランブルは国会で半数議席を取らないと出来ないのでは?というような思いの方が大勢いる
また現在受信料を払っていない人からすればスクランブル放送は「まあいいわ」と思う方もいる
しかもいつ公約が実現されるかもわからない
それよりももっと具体的な数字で「NHK不払いの世帯に5万円差し上げます」というような政策を出すべきだったのかなと思う
ただ参院選なので、当選してもそれは実現できない
だから途中で「首長だ」と思った。首長なら勝てばその政策が出来るわけですから
それを今回立候補したことで、有権者から教えてもらった
埼玉県では半数が受信料を払っていないので、受信料不払い世帯に有利な条件を具体的に提示できればもう少し投票率が上がったかもしれないというのが反省
ただこの反省を次の選挙に繋げていこうと思っているので選挙には出て良かった
目の前の具体的な公約を出すということに気付けた選挙だったので、次からは国政選挙でもそういう方向でやっていくんだと謳っていきたい
(有権者に教えてもらったというのはどういうタイミングで?に対し)
毎日夜8時から10時くらいまで有権者と立ち話をしていた
その時に知事選や首長選に出てそのエリアで、例えば集金人の戸別訪問を禁止する条例とか集金人は制服を着用する条例とか、国会で2議席取っても何も変えられないが、首長になればそのエリアでルールを作れるのでは?という提案を頂いた
でもまだ我々が首長選挙に勝てる数字を持ってないので、そういうことはあまり考えもしなかった
しかしよくよく考えたら、首長選挙でも勝てる可能性のあるところはあるし、勝てなかったとしてもその考えを広めていくのは大事
だからこれからは海老名市長選であるとか、それがダメであればどんどん首長選挙に出る。毎週は無理だが2週間ごとに出ようと思えば出れる
首長選挙にはバンバン出ようと思っている

Q・
出馬会見で選挙ではNHK問題より既得権益打破を前面に出すと言っていたが、振り返ってみるとNHK問題をもっと出した方がもっと注目が集まったという考えか(動画の14:26~)

A・
それは違います。注目を集めるために既得権益に焦点を当てた
消費税5%などの政策を出してどれだけメディアの注目を頂けるかというのがあった
ところが残念ながらメディアの盛り上がりが無かった
とにかく当選しないということは言い続けてきたし、次の選挙や衆院選を見ている
今回の選挙は50%取らないといけないので、最初は裾野を広げた
でも次からの選挙は逆にグッと絞って、具体的な数字や具体的な内容で、もう少し身近な公約を訴えていきたい
そこは反省点、だから戦略は途中で完全に変えた。途中から勝ち行く選挙戦はやってない
もしメディアが取り上げてくれて、例えば二人の討論とかあれば投票率も40%くらいあった。
国政選挙だから本来は取り上げるべきだと思う、新聞はそうでもなかったがテレビはテレビ埼玉以外は取り上げなかった
このこと自体が「ザ・既得権益」
万が一テレビが取り上げた時にはという感じでスタートしたが、予想通りだったかなと思っている

Q・
そういう戦略が出来たことが、埼玉5区で戦う道筋に繋がっているということか(動画の17:19~)

A・
もちろんそうです、いろんなプラスがあった
横にいる浜田議員がいるが、僕が議員を辞めることを本当にやるのかどうか多くの方が疑っていたと思う
疑っていたというかこんな方法があることをほとんどの方が知らなかったと思う
現に僕が辞めることにより、全国比例で1万票取ってない浜田が国会議員になっている
これを知っていただくこと、選挙と政治の分離を知っていただくことに大きな意味があって、それをやったことにより堀江さんだけじゃないが少なくとも堀江さんは「このやり方凄いな」と思ったはず
それで彼も埼玉5区で出ることについて、少なくとも否定はしていないのだと思う
次の衆院選に向けては、裾野が広がったかなと
出来れば年内解散、あるいは年明けの解散を希望している
そうなれば10議席くらいの手ごたえは感じている
1年後の解散になれば289人全部の選挙区に出すということも目処はついている
なのでNHKから国民を守る党については全然順調に来ている

----------------------------------------
以上でした
立花さん、お疲れさまでした。
上田さん、当選おめでとうございます。

「結局、この国の国会議員を誰が選んでいるのかっていうとメディアの皆さんなんですよ」
本当にこれに尽きると思います。
今回は補選でしたが、衆院選でも参院選でも毎回投票が締め切られた瞬間に一斉に開票速報の特別番組を始めるメディアには違和感しかありません。
本来なら告示日にそれぞれの政党が前の選挙で何を訴え、その後何をし、今回は何を政策として上げているのかを検証することが必要なはずです
そうして国民が審査出来る情報を与えないと、ある意味正しい選挙など出来ません。
それもしないで選挙が終わるたびに抵投票率を有権者のせいにするのは間違っているでしょう。
ただ今回の選挙で、メディアこそが「ザ・既得権益」であることに気付いた人も多いでしょう。
そしてまた、今度は海老名市長選で同じ様に気付く人が出てくるはずです。
そして次の選挙でも。
こうして少しずつ気付く人が増えていけばこの国はいずれ変わるでしょう。
そういう期待を抱かせる今回の選挙でした。

コメント欄でご意見を聞かせていただけると嬉しいです。