日本神話『因幡の白兎』で考える直接民主主義

日本神話の中の有名なお話のひとつである『因幡の白兎』。


【絵本】 因幡の白兎 (いなばのしろうさぎ)【読み聞かせ】日本昔ばなし

白ウサギがサメを騙して海を渡ろうとする話なんですが、実は古事記では「サメ」ではなく「ワニ」と書かれています。
でも「ワニ」が出てくる因幡の白兎なんて見た記憶がないですよね。
絵本などに描かれているのも全部「サメ」です。
「ワニ」と書かれているのに何故「サメ」になったんでしょう?

答えは「日本にワニがいないから」

ちょwwwワニてwww日本にワニとかwwwマジウケルwwwwwwwww

と古事記を現代語訳した人は思ったのでしょう。
 
でも昭和39年に大事件が起こります。
なんと日本でワニの化石が発見されたんです。

日本神話『因幡の白兎』で考える直接民主主義2

そう、日本にワニはいたんですね。
ということは、白ウサギが騙したのも「サメ」ではなく「ワニ」だった可能性もあるわけです。

別にここでワニかサメか論争をするつもりはありません。

因幡の白兎に登場するのはワニなのかサメなのかを議論した時、「日本でワニの化石が発見された」事実を知っているか知らないかで答えが変わってくるということを言いたいんです。


N国・立花党首が直接民主主義(正確には間接的直接民主主義)を掲げています。
個人的には賛成ですし、党員サポーター募集の際には応募するつもりです。

ただこの直接民主主義を正しく機能させるには、有権者に偏見がないこと、そして知識、想像力があることが絶対条件になると思います。
システムうんぬんよりもそこをどう育てるかがキーになってくるでしょう。

例えば原発問題。

原発再稼働に反対か賛成かと聞かれれば、大多数の人が事故のリスクについて考えると思います。
しかし本来なら事故のリスクと同時に、原発稼働停止なら火力発電の燃料調達ルートの安全確保をどうするのかも考えるべきなのです。
中東原油の依存度を考えると中東への自衛隊派遣の話にも繋がってくる…
原発問題ってそういった話なんですよね。

原発事故が稼働させた際の最大のリスクなら、原発停止の際の最大のリスクはエネルギー危機です。
この災害級の酷暑の中、電気の供給が止まればどうなるかは想像に容易いことです。

念の為に言っておきますが、原発に賛成しろとか反対しろとかそういう話ではありません。
偏見を持たず、知識と想像力をフル動員して考えないと答えを間違うということです。

結論的には、直接民主主義に必要不可欠なのは議論の場だと思います。

100点満点の答えなど無い。
最初から上手くいく試みなど無い。
無いからこそ試行錯誤して満点に近付けられる仕組みが必要かと。

個人的には直接民主主義がどの様なものになるのか楽しみにしています。
日本人に圧倒的に欠ける「当事者意識」が少しでも芽生えるきっかけになればいいなと思います。

コメント欄でご意見を聞かせていただけると嬉しいです。